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ホリエのサイバーポリスとは?無料診断の中身と警察との違い

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マワルくんマワルくん
こんな人におすすめ
・「ホリエのサイバーポリス」が誰の何のサービスか知りたい
・警察と関係があるのか確かめたい
・無料の診断で何が分かり、申し込むと何が起きるかを知りたい

2026年10月27日、「ホリエのサイバーポリス」という名前のWebサイト診断が始まりました。名前に「ポリス」と付き、堀江貴文氏の名前もあるため、警察の取り組みなのか、無料でどこまで分かるのかが気になった人も多いはずです。

ホリエのサイバーポリスは、エックスモバイル株式会社が提供する中小企業向けのWebセキュリティ診断です。警察のサービスではなく、外から見える範囲だけを調べる民間の診断です。本記事では公式サイト・利用規約・発表資料をもとに、提供元、調べる範囲と調べない範囲、料金と申し込みの条件、警察の窓口との違いを整理します。

この記事のゴール(読了目安 約7分)

ホリエのサイバーポリスの提供元・診断の範囲・料金と条件を公式情報で把握し、受けるかどうかと、被害に遭ったときの相談先を区別できるようになる。

ホリエのサイバーポリスとは

外から見える範囲でサイトの弱点を調べ、日本語のレポートを返すサービスです。運営はエックスモバイルで、堀江貴文氏との共同企画とされています。

提供元はエックスモバイル

自社サイトのドメインを入力すると、外から見える範囲でサイトの弱点を調べ、日本語のレポートを返すサービスです。運営と販売はエックスモバイル株式会社で、格安の通信サービス「HORIE MOBILE」を提供している会社です。

堀江貴文氏との共同企画

エックスモバイルの発表資料では「堀江貴文氏×X MOBILE共同企画」とされています。堀江氏がどの範囲で診断に関わるかは、公式には書かれていません。

警察のサービスではない

公式の資料に警察との提携や監修の記載はなく、民間のサービスです。被害に遭ったときの相談先は、警察の窓口になります。

名前と演出の正体

公式サイト・規約・発表資料のどこにも、警察との提携・委託・監修の記載はありません。サイトにある「通報」「事件簿」といった言葉は演出で、警察庁の統計は出典として引かれているだけです。名前に「ポリス」とあっても、民間企業のサービスとして読むのが正確です。

被害の相談は警察の窓口へ

被害に遭ったときの相談先は、警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」が案内している窓口です。

  • 緊急のとき: 命に関わる事案は最寄りの警察署、急ぐときは110番
  • 被害届: 最寄りの警察署
  • 通報・相談: 警察庁のページから都道府県警の窓口を選ぶ
  • 技術的な相談: IPAの情報セキュリティ安心相談窓口
左にホリエのサイバーポリス(エックスモバイルの民間サービス・被害の前に外側を点検・簡易は無料で詳細は有料)、右に警察の窓口(都道府県警と警察庁・被害の通報と相談・緊急は110番)を並べた左右比較の図
名前は似ていますが、外側を点検する民間の診断と、被害を相談する警察の窓口は別のものです。

公的機関の無料診断との違い

警察や公的機関にも、中小企業向けの診断や支援があります。

比べる点ホリエのサイバーポリス県警の防犯診断IPAのお助け隊
提供者エックスモバイル都道府県警基準を満たす民間事業者
やり方ドメインから外側を自動で確認訪問やアンケートなど県ごとに違う相談・監視・駆付け・簡易保険をまとめて提供
料金簡易は無料、詳細は有料無料月額制

県警の診断は、長野県警の訪問型や広島県警のアンケート型が案内されてきましたが、実施の有無と受付は県ごとに違うため、所在地の県警で確かめてください。長野と広島の資料はどちらも、診断が安全を保証するものではないと書いています。

無料の簡易診断で調べること

公式サイトが挙げる項目は次の6つです。

  • 通信の暗号化: 証明書の状態と古い暗号方式
  • なりすましメール対策: SPF・DMARCの設定
  • 外から見える入口: 管理画面や公開する必要のないファイル
  • 古いソフトウェア: 外から分かる版を既知の脆弱性情報と照らす
  • 漏えい情報: ドメインに関わる情報の流出
  • 攻撃の筋道: 見つかった弱点をつないだ道筋

照らし合わせる脆弱性情報は約40万件です。発表資料はこれに加えて、偽サイトにつながる似たドメインの確認も挙げています。

通信の暗号化、なりすましメール対策、外から見える入口、古いソフトウェア、漏えい情報、攻撃の筋道の6項目を3列2段のカードで並べた図
どれもサイトの外から確かめられる項目で、ドメインを入れて調べられる範囲です。

非侵入型で分からないこと

利用規約では簡易診断を「インターネット上の公開情報と、通常のWebブラウザでのアクセスに対する応答のみを確認する非侵入型」と定めています。脆弱性を実際に突く検査、ログインの試行、負荷をかける検査、データの改ざんはしません。有料の詳細診断も同じ方法です。

そのため、ログインの後ろと社内の機器は調べる範囲の外です。

  • ログインの後ろ: 管理画面の中や会員ページ
  • 入力の処理: フォームに入れた値の扱いの穴
  • 社内: パソコン・VPN機器・アカウントの設定

規約第10条も、すべての脆弱性を見つけることは保証しないとしています。侵入型の「完全診断」は将来の提供予定です。

左に分かること(公開されている情報・通常のアクセスへの応答・外から見える版や設定やファイル)、右に分からないこと(ログインの後ろの画面・フォームの処理の穴・社内のパソコンやVPN機器やアカウント)を並べた左右比較の図
外から見える範囲だけを調べるので、ログインの後ろや社内の機器は別の確認が要ります。

料金と支払いの条件

2026年10月27日時点の特定商取引法に基づく表記です(税込)。

プラン料金届くもの
簡易診断無料簡易版レポート
詳細診断(単発)110,000円。2026年11月15日申込分まで55,000円詳細版レポート
定期検診月33,000円。申込時は初回金額と初月分毎月の詳細版と、変化があったときの通知
  • 支払い: 銀行振込のみ。請求書の発行日から14日以内で、手数料は利用者の負担
  • 取り消し: 入金前なら取り消せる。入金後のキャンセルと返金は不可
  • 定期検診: 1か月ごとの自動継続。解約すると次回の更新から止まり、日割りの返金はない

申し込む前に知っておくこと

診断できるのは自社のサイトだけで、入力したドメインは会員登録の前でも記録されます。どの端末から申し込むかも先に決めておきます。

診断できるのは自社のサイトだけ

診断には、そのドメインの管理権限か管理者の許諾が要ります。取引先や競合のサイトは申し込めません。診断するドメインがメールアドレスのドメインと違うと、権限の確認を求められることがあります。

入力した時点で記録される

プライバシーポリシーには、ドメインは「トップページでドメインを入力した時点で記録します」とあります。会員登録の前でも記録されます。登録で入力するのは氏名・メール・電話・住所などです。端末やブラウザの特性も自動で取得し、レポートの最終ページに例として載せると説明しています。会社のどの端末から申し込むかも含めて、先に決めておくと迷いません。

ドメインを入力、氏名と連絡先を登録、簡易版レポートが届く、詳細版は振込の入金確認後に届く、の4段の手順の図
無料の簡易版は登録後に届き、有料の詳細版は入金を確かめてから送られます。

公式と要約で食い違う点

  • 登録の要否: 検索結果のAIによる概要は「登録不要」と要約したが、公式は氏名と連絡先の登録が要る。不要なのはクレジットカード
  • 照合する件数: 公式サイトは40万件以上、発表資料は約40万件規模
  • プラン名: 公式サイトと規約は定期検診、発表資料は定期診断
  • 似たドメイン: 発表資料にあり、公式サイトの項目一覧には無い

申し込む前の判断は、規約と特定商取引法に基づく表記の原文で行うのが確実です。

【プロの視点】受ける前に直す人を決める

無料の診断は「まず受けて現状を知る」ものとして紹介されがちです。ただ、外からの診断が挙げる項目は、直す権限を持つ人がばらばらです。

  • 証明書・サーバーのソフト: レンタルサーバーや保守会社
  • SPF・DMARC: ドメインとメールの管理者
  • CMSとプラグインの版: 制作会社か社内の担当
  • 外から見える管理画面: サイトを作った会社

規約も修正を頼む制作会社へレポートを渡せるとしており、レポートを渡す相手がいる前提の商品です。見るべきは指摘の数より、各項目を直すログイン情報を誰が持っているかです。答えが出ない項目は、診断より先に持ち主の確認が要ります。

明日できることは、サーバー・ドメイン・CMS・メールの4つの管理画面について、契約者とログインできる人を1行ずつ書き出すことです。申し込むかどうかはその後で決めても遅くありません。

【waltsu視点】報道の日に自分で確かめる

PHPの脆弱性が報じられた日、waltsuが支援先のサイトでまず開いたのは、WordPressの管理画面にある「サイトヘルス」でした。PHPは8.2系、WordPressは最新版であることを確かめて、先方に伝えました。サーバー会社が対応を発表したあとも、日中に何度か表示と動作を確かめています。

先方からは「乗っ取られたら何が起きるのか」と聞かれました。個人情報を預かっていないサイトでも、乗っ取りやなりすましメールで混乱は起きます。

別の日には、取引先がドメインの管理サービスで不正ログインを受け、ドメインを取られかけたと聞きました。話を聞いてすぐ社内の2段階認証を確かめると、1人だけ未設定で、その場で設定してもらいました。管理画面のアカウントは外から見えないので、外部の診断の結果には出ません。

確かめる場所と順番が決まっていれば、報道のたびに確認と説明を同じ手順でくり返せます。まずは使っているCMSとPHPの版を確かめる画面の場所を控え、今の版を1行メモしておいてください。

よくある質問

警察が運営していますか

いいえ。運営はエックスモバイル株式会社で、公式資料に警察との提携の記載はありません。被害の相談は都道府県警や警察庁の窓口へ、緊急なら110番です。

本当に無料で使えますか

簡易診断と簡易版レポートは無料です。ただし氏名と連絡先の登録が要ります。詳細診断は有料で、入金で申し込みが確定します。

他社のサイトも診断できますか

できません。そのドメインの管理権限か管理者の許諾が要り、権限の無いドメインの申し込みは規約で禁止されています。

サイトに負荷はかかりますか

規約では、負荷をかける検査やログインの試行はしない非侵入型とされています。その分、ログインの後ろや社内の機器は対象外です。

定期検診はいつでも解約できますか

いつでも解約でき、次回の更新から止まります。支払い済みの期間は使えますが、日割りの返金はありません。

この記事のポイント

・エックスモバイルが堀江貴文氏と共同企画し、2026年10月27日に始めた民間の診断で、警察のサービスではない
・調べるのは外から見える範囲で、ログインの後ろと社内の機器は対象外
・詳細診断は銀行振込で、入金後の返金は不可。定期検診は自動継続
・ドメインは入力した時点で記録され、診断できるのは自社のサイトだけ

まとめ

ホリエのサイバーポリスは、エックスモバイルが提供する外部からのWebサイト診断です。警察とは別の民間のサービスで、被害の相談は警察の窓口が受けます。

分かるのはサイトの外側で、ログインの後ろや社内のアカウントは別に確かめる必要があります。受けるかどうかの判断材料は、規約の条件と、直す人が決まっているかどうかです。診断の結果を誰がどう直すかに迷ったら、waltsuが今のサイトの点検から保守の分担までご支援します。

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この記事を書いた人

藤井 俊輔

代表取締役

藤井 俊輔/ フジイ シュンスケ

ベンチャー企業の外部CMOや水族館のマーケティング担当などに従事。オンライン/オフライン問わず集客を中心としたマーケティング施策に強み。

システム・アプリ開発Web広告運用Web集客全般
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